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特集記事

『血の雨ときどき、怪異~美少女探偵の私は、腕っぷしの強さで呪いの連鎖パニックを乗り切る~』(作品レビュー:カクヨムより)

  • 執筆者の写真: ミチル
    ミチル
  • 2021年10月17日
  • 読了時間: 2分

作品タイトル:

血の雨ときどき、怪異~美少女探偵の私は、腕っぷしの強さで呪いの連鎖パニックを乗り切る~

著作者:斉藤タミヤ様


作品URL:


 ツイッターのRT企画にて作品を募集すると、様々な作品が集まります。

 どれもレベルが高くてうなりました。

 本作品は著作者の紹介では「特に文章力の高さと戦闘シーンの上手さは、電撃文庫の現役作家さんのお墨付きを得ております!」とのこと。


 そんな事を言われたらハードル爆上がりですよ?(ぁ


 楽しみにしながら読んでみます。


 そして、文章力が群を抜いているという事実を確認しました。

 依頼人の女子高生の容姿を説明すると同時に、説明の仕方によって主人公・鳳来の性格が浮き彫りになっています。モデル体型を自負するあたり、鳳来が自信家である事がうかがえます。

 同年代の女の子を「お嬢さん」と呼ぶところがきざったらしいのに、妙に自然な印象を受けます。鳳来のキャラ付けに早くも成功しているように思います。

 普通なら「まずはお名前を教えてください」とか言ってしまいそうな場面なのですけどね。最初に事件が発生している事を明示している事にうまさを感じます。

 最初は荒唐無稽な事件に聞こえていたのに、だんだんと真実味が帯びてくる過程もお見事でした。

 有栖川の性格の悪さも、個人的にはいいスパイスになっていると思います。

 

 戦闘シーンは圧巻でした。

 とにかくすごかったです!

 描写が細やかなのにスピード感がすごかったです。

 息もつかせぬ描写でした。


 そして、戦闘終了後にまだまだ事件が終わらない感じがして、背筋がぞぞっとしました。既に予想外の展開になっているのですが、今後どうなるのか。

 ドキドキが止まりません。


『第一章 舞い込んできた、奇妙な依頼その一』までを読んだ感想です。

「レベルの高いホラーを読みたい!」「予想を裏切られる現代ファンタジーを読みたい!」そんな方におススメできると思います。

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