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『腐れ剣客、異世界奇行 ~首切り昇天でこの世を去った嫌われ剣士、異世界で悲願の『鬼斬り』を今度こそ果たさんとす~』(作品レビュー:小説家になろうより)
- ミチル
- 2021年10月5日
- 読了時間: 2分
作品タイトル:
腐れ剣客、異世界奇行 ~首切り昇天でこの世を去った嫌われ剣士、異世界で悲願の『鬼斬り』を今度こそ果たさんとす~
著作者:アゲインスト様
作品情報のURL:
私はレビューを書きたいと思い、ツイッターで作品を募集しました。
どうしても感想が欲しい方は「辛口でもOK」と記載してくださいとも申し上げました。
その呼び声に応えてくださったのが、アゲインスト様でした。
日頃は酷評を書くので、どんな揚げ足を取ってやろうと意気揚々と作品URLをクリックしてみます。
一言で申し上げます。
作品世界に引き込まれました。
何がすごいのか一つ一つ説明するのが野暮に感じられます。
しかしそれではレビューにならないので、私なりに分析しました。
まずは文章。脳内に流れるようにスルスルと内容が入ってきます。映像を見ているような感覚でした。
冒頭は洞窟で男が起き上がるだけなのに、男の心理が分かるように書いてあるためか、胸に迫るものがありました。
洞窟の質感や空気感が伝わるのも功を奏して、素晴らしい臨場感を生み出しています。
次に内容。男が冷静に状況を分析してくれるおかげで、どれほど奇怪な場所にいるのか、よく分かります。
大量の餓鬼、餓鬼の集団と必死に戦う少女。そして男の尋常じゃない強さ。
ファンタジー好きならワクワクする要素のてんこ盛りだと思います。
私が読んだのは第二話『腐れ剣客は少女を助ける』までですが、作品が持つ吸引力がすごいです。
とにかく面白い物語が読みたい!
そんな方におススメできる作品だと感じました。